応募作読みもようやくゴールが見えつつある今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
「オレ、この一次審査が終わったら休暇を取って郷里に帰るんだ~」
ドッカ~ン!
「! 衛生兵~~~~~!」
みたいな心境になりつつあるGA文庫K村です。
いや~、やっと残りが一桁になりましたですよ。
応募者のみなさまにはいろいろご迷惑をおかけしましたが、どうやら一次審査は何とかなりそうな気配。
みなさまもうしばらくお待ちくださいませ。
さて、そんなこんなで今回は“なぜなにGA文庫 GA文庫大賞の巻 その4”であります。
お題は一字下げ。
応募作はいろいろフリーダムな日本語で書かれていることがあるわけですが、最近行頭の一字下げをしていないケースが目立ちます。
段落が変わって新しく行が始まるところでは、手書きの原稿用紙なら一マス空けて書き始める。テキストファイルの場合は、全角スペースを行頭に入れる。
これがセオリー。
MS-Wordなどは勝手に一字下げをしてくれることがありますが、テキストファイルで保存したときにその情報が外れてきれいに頭が揃った原稿になっちゃいます。
なので、それはダメ。
まあブログとかメールなどの横書きものではやらないことも多いですし、ぶっちゃけGA文庫ブログでもそのへんは統一していません。
また、ネットではこの行頭一字下げの代わりに、一行以上空ける、という手法もよく使われます。
そのへんは最終形によってルールが違う、ということになるわけですね。
ちなみにK村の原稿は、やたら改行&一字下げ&行空けもあるでよ、という形にしています。いわばラーメンで言うところの全部乗せ。
これは要するにそうしたほうが読みやすいんでなかろか、ということでやってます。
とはいえ、GA文庫大賞は最終形が縦書きの文庫になる小説の新人賞です。
段落が変わったら行頭一字下げ。
これを覚えてください。
できていないから審査で激しく不利になる、とかそういうことはありませんが、小説を書く上での基本ルールです。
あ、それからルビ。
以前サトも触れていましたが、基本入れなくてOKです。
よほど特殊なものでない限り読めますし、さっきの一字下げと同じく、Wordなどのソフトでルビを入れると、それをテキストファイルにした段階で表記がおかしなことになります。
例えば、
迷宮街3巻は全編死亡フラグ。
という文章にMS-Wordで
迷宮街(めいきゅうがい)3巻(かん)は全編(ぜんぺん)死亡(しぼう)フラグ。
というルビを振ったとしましょう。
()でくくられている部分がルビです。
それをメニューの“名前を付けて保存”でテキストファイルに変換して保存すると、
めいきゅうがい(めいきゅうがいo)3かん(かんき)はぜんぺん(ぜんぺんう)しぼう(しぼうん)フラグ。
となります。
わけがわからんというか、むしろ文章が死亡。
バージョンによって違うのかもしれませんが、実際テキストファイルがこうなっているケースがいくつか見受けられます。
読んでいて激しく気になるので、心当たりのあるかたはご注意くだされ。