毎日見るtwitterは「Matsu23」さん、サトです。「4月に降る雪」に言及する前に5月になってしまった……。今回は編集部で「最近読んだ本、これから読む本」を聞いてみましたのでご紹介~。(回答はだいたい原文のまま掲載)
■編集長K村
ライトノベルは応募作を浴びるほど。
それ以外は秘密。
「進撃の巨人」(著:諫山 創)
「青空にとおく酒浸り」(著:安永航一郎)
「侍戦隊シンケンジャー 公式読本 真剣勝負! 」
■えむもと
「魔界探偵冥王星O ウォーキングのW」
「幕末魔法士―Mage Revolution」
「バッカーノ!1710―Crack Flag」
「ストーム・ブリング・ワールド」
「パラダイス・クローズド THANATOS」
「キケン」
「ゴールデンスランバー」
「インディゴの夜 ホワイトクロウ」
「恋する組長」
「テルマエ・ロマエ I」
「青空にとおく酒浸り」
「絶園のテンペスト」
「ぎんぎつね」
「会長はメイド様!」
「俺様ティーチャー」
「響子と父さん」
「BLEACH]
「ワンピース」
「銀魂」
「家庭教師ヒットマン リボーン」
■編集T
ライトノベルは応募作をたらふく。
あとは察してください。
「何がおかしい―笑いの評論とコント・対談集」(中島らも)
「株式会社日広エージェンシー企画課長中島裕之」(中島らも)
「べしゃり暮らし」(森田 まさのり)
「マンガ狂につける薬21」(呉 智英)
「発酵レストラン」(小泉武夫)
「吉田類の酒場放浪記」(吉田 類)
「生きて死ぬ智慧」(柳澤桂子・堀 文子)
「われわれはなぜ死ぬのか―死の生命科学」(柳澤桂子)
「平凡な事柄の非凡な治癒力―健康と幸福への14章」(ラリー・ドッシー)
「プチ哲学」(佐藤雅彦)
■アズラエル
「僕は友達が少ない」
「GJ部」
「魔界探偵 冥王星O ウォーキングのW」
「刀語」
「神のみぞ知るセカイ」
「仮面ボクサー」
「おおきく振りかぶって」
「3月のライオン」
「侵略!イカ娘」
「狼の口 ヴォルフスムント」
「マンガ脳の鍛えかた 週刊少年ジャンプ40周年記念出版」
「坂の上の雲」
「貧困旅行記」
■サト
「零崎人識の人間関係」×4
「デュラララ!!×7」
「人類は衰退しました 5」
「神さまのいない日曜日」
「さくら荘のペットな彼女」
「空ろの箱と零のマリア」
「神明解ろーどぐらす」
「進撃の巨人」
「テルマエ・ロマエ」
「ディーふらぐ!」
「シドニアの騎士」
「東京トイボックス」
「んぐるわ会報」
「月光条例」
「共鳴せよ!私立轟高校図書委員会」
「黄昏乙女×アムネジア」
「ハニカム」
■nekopyon.
「化物語」
「バカとテストと召喚獣」
「IS<インフィニット・ストラトス>」
「さくら荘のペットな彼女」
「えむえむっ!」
「とらドラ・スピンオフ!」
「朝まで授業chu!」
「プラナスガール」
「とある科学の超電磁砲」
「黄昏乙女×アムネジア」
そして……「+Plus vol.18」
(電撃文庫・三木さんインタビュー掲載誌!! ※徳島から取り寄せました)
■みっひー
「ベン・トー」
「付喪堂骨董店」
「時載りリンネ!」
「いちばんうしろの大魔王」
「聖剣の刀鍛冶」
「15×24」
「ロウきゅーぶ!」
「星図詠のリーナ」
「とある科学の超電磁砲」
「けいおん!」
■もな
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
「えむえむっ!」
「君に届け」
「君のせい」
「会長はメイド様!」
「スラムダンク」
「シュート」
「ワンピース」
「BAKUMAN」
「武士道シックスティーン」
「竜馬がゆく」
「電子書籍の衝撃」
「新世紀メディア論・新聞・雑誌が死ぬ前に」
「これ1冊ですべてわかる経営戦略の基本」
「コンテンツビジネスの資金調達スキーム」
「M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務」
「よくわかる総合英語」
「サイバーエージェント流 成長するしかけ」
「フリー(無料)からお金を生み出す新戦略」
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
「音楽著作権と原盤権ケーススタディ」
「コカコーラパークが挑戦するエコシステム・マーケティング」
「ソーシャルメディアマーケティング」
「ハイ・フライヤー」
「プロデュース能力」
■カトリーヌ
「風の谷のナウシカ」7巻セット トルメキア戦役バージョン
「ちはやふる」
「君に届け」
「青空エール」
「孫正義 世界20億人覇権の野望」
「映画・ゲームビジネスの著作権」
「星の王子さま」
 今回、聞いた時によく出たのが「休日にも投稿作を読むので、その分他の本を読む時間がなくなる~」というもの。そう言いつつも色々回答をもらいました。
 第3回GA文庫大賞前期の募集締切りは2010年5月31日(当日消印有効)、応募作はやはり締切り近くに集中しますので、一次選考に本格的に入る前に積ん読本を読まないと!

すでに告知も出ておりますので、ご存じの方もいらっしゃるかとは
思いますが、ステキなイベントのご報告です!
6月25日にホビレコードさんより発売予定のドラマCD
「這いよれ!ニャル子さんEX~ドリーミー・ドリーマー~」
のスペシャルイベントが、なんと開催されちゃいます!

写真!

6月26日(土曜日)アニメイト横浜さんにて開催!!
以前よりツイッターなどで募集していた
「1万人フォローできたら公開収録!」とはまた別に、
今回のドラマCD発売を記念して行われるイベントなのですが、
出演者はニャル子役の阿澄佳奈さんと、クー子役の松来未祐さんという
「にゃるラジ」でおなじみの二人の生トークです!
……他にゲスト様もいらっしゃるかも!?
いつも素晴らしいトークを炸裂させているお二人の
生のおしゃべりが楽しめちゃうスペッシャールな企画ですよー。
……えむもとも大変楽しみです!
こちらのイベント参加券は下記のアニメイトさん各店舗でご購入(または予約)
された方先着となっておりますので、まだチケットが手にはいるかは
お店に問い合わせてみてくださいね!
前日に発売のドラマCDを聞いてから駆けつけてくれれば楽しさ倍増、間違いなしっ!!
今回のドラマCDは逢空万太先生書き下ろし。
小説で発表になっていない、完全オリジナルストーリーです。
ぜひ、もうひとつのニャル子ワールドをご堪能くださいね。
また、イベントに参加されない&できない方にも朗報が!
いまクラブホビさんで予約されると、特典として な な なんと!
阿澄さんと松来さんのお二人に加え、スペッシャールゲストとして
古谷徹さんが加わった、おまけディスクがもらえちゃうそうですよ!
……なんて豪華なゲストなんだ……ビックリ……。
そして、そして!
まだまだあります。
CD発売告知のデジタルポスターが、
秋葉原駅にお目見え中なのでありますよっ!
写真!

写真!

ガンダムカフェに行く際に、はたまたヨドバシカメラで
お買い物の際などに、ご覧になってみて下さいねー。
なんとこれ、Ikaさんの漫画が楽しめる仕様となっております。
しかも1週間ごとにかわるそうですよ!!
すごいですね、ビックリです、はい。
そんな訳で、関係者一同なんだか日々ニャル子まみれ。
関係各者のSAN値が下がらないか心配です……。
皆様もぜひ、一緒に下げ……いえっ!
盛り上げて、楽しんでいただければと思います!!
なお、ツイッターの1万人フォローが実現したら、
なんかすごい公開収録するとか、しないとかの噂も……!?
皆様のフォローまだまだお待ちしております!
http://twitter.com/nyarukoradio
※参加券配布店舗
アニメイト横浜【1回目】 / 横浜・秋葉原・池袋本店・渋谷・川崎
アニメイト横浜【2回目】 / 横浜・秋葉原・池袋本店・渋谷・川崎
問合せ先 恐れ入りますが、対象店舗各店へお願いいたします。

 気温どころか気圧まで乱高下する今日この頃。
 みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 GA文庫K村です。
 おかげで編集部の年寄りどもは体調を崩しまくって大変難儀しております。
 ていうか、外の気温と関係なく、額に汗するほど高温のままの編集部ってなに?
 雨に濡れた傘が、机の脇であっという間に乾いていくさまを見ていると、洗濯物を持ち込んだら怒られるかなぁ、とか思わずにいられない。
 まあそれはさておき。
 第2回GA文庫大賞の最終選考結果が発表となりました。
 見事優秀賞となりましたお二人、おめでとうございます。
https://ga.sbcr.jp/novel/taisyo/02/index3.html
 以下K村的感想など。
【優秀賞受賞作】
「イツカカカセオ!(「踊る星降るレネシクル」に改題)」 D(裕時悠示に改名)
※2010年4月刊行
 すまるがかわええ。以上。
 と言いたいところですが、それだけだとあまりにアレなので、しかたなく中身について。
 K村は基本的に熱いバトルが好物です。
 溜まりに溜まったうっぷんを、これでもか! と炸裂させるのが大好きです。
 んで、本作はその熱いバトルと熱いギャグとかわいいすまるがこれでもか! とばかりに繰り出されるのですね。
 とある事件がきっかけで、ヘタレになってしまった主人公。
 コイツが、いろいろ悩みながら、傷つきながら、弟子のすまるとともに、前へ前へと進んでいく姿が実によい。
 登場キャラクターのいろんな想いがぶつかり合い、全てを巻き込んで炸裂するラストバトルは必見ですぜ。
 あ、もちろん着ぐるみちゃんのすまるもかわええです。
 どんなに口では強がっても、本音がほっぺにだだ漏れ、というのが実にいい。
 例えば打ち合わせの時、
「いいですね、この原稿。バッチリじゃないですか」
「……編集ちょ? ほっぺに“ボ・ツ”って書いてあるけど?」
「え? あれ? いや、そんなはずは。
あ、いやいやいや、違いますよ、これは、“ツ・ボ”。
ツボにはまっておもしろいなぁ、っていうことです。
最近は横書きを右から読むのが流行ってるんですよ、アラビア文字的に。
ご存じありません?」
「知らねーよ!
あ、今度は“ダメ・ぽ”って出てる!」
これは右から読んでもダメなんじゃね?」
「いやいやいやいやいや、やだなぁ、もう。
それはアレですよ、最近流行のテキスト入力ツール。
ほら、折りたたみのキーボードがカッコイイヤツ」
「それは“ポ・メ・ラ”(怒)」
とかなったらステキだと思いません?(編注:ダメです)
「善意の魔法」弐乃 りくと(海空りくに改名)
 タイトルと中身のへだたりっぷりがステキな優秀賞受賞作。
 作品自体は実に真っ直ぐな学園ヒロイン異能バトル。
 きちんと考えられたストーリー、先が気になる展開、と全体の密度が濃く、非常に楽しめました。
 特にK村が惹かれたのは、ヒロイン静馬が登場する、オープニングシークエンス。
 オープニングは読者をつかむために一番重要なパートなのですが、そのオープニングでまさかの展開。
 読みながら「をを! なんじゃこれは!?」と思わず声が出ましたです。
 そのあとの主人公が事件に巻き込まれていく流れ、そこでの振る舞いと決意、隠されていた真相、とこちらも熱い話です。
 主人公を遠ざけようとする静馬の真意とは!? 事件の裏に潜む謎の人物とは!?
 いろいろ追い掛けていくうちに、怒濤のクライマックスに突き進むのがすごく快感。
 ラストでは、ヒロインの静馬の心情がきれいな気付きとともに読み手に伝わってきます。
 ちなみに、中身と隔たっている、と書きましたが、タイトルである「善意の魔法」にもちゃんと意味があります。
 楽しく、熱く、ちょっとだけ悲しい、そんなお話。
【奨励賞受賞作】
「今日からファミリー(「ふぁみまっ!」に改題)」九辺ケンジ
※2010年4月刊行
 メッチャかわいい妹が、宅配便で登場! という衝撃のオープニングで始まる本作。
 ところがその妹がマフィアの殺し屋で、でもかわいくて、そこに幼なじみでクラス委員の女の子が絡んできて、というところから話は転がります。
 もちろん最後は主人公が兄としてがんばって、という流れになるのですが、とにかく出てくる女の子たちがイキイキとしてかわいく、それだけで何杯もお代わりいけちゃうほど。
 超弩級すっぱだか妹ラブコメ(命名:ねこぴょん)として完成度が高く、またその読み口の軽さも新鮮で魅力的でした。
 ちなみに、サブリナが「すぃ」と言った瞬間、編集部で「これボクの!」と口走った生き物がいますが、それが現担当とは口が裂けても言いますまい。
「かんなぎ家のひとびと」冬木冬樹
 人を幸せにせずにいられない座敷童子の遍(あまね)が、不幸になっている上級生の帯という女の子を自分の家であるかんなぎ家に引っ張り込み、不幸を取り除く、という話。
 なんかシリアスっぽいと思ったあなた、大間違い。
 なにしろ登場するかんなぎ家の面々というのが、
・どこまでも突っ走るブレーキの壊れたボケの超特急、一応長男の遍
・遍に振り回されつつ家族で唯一の突っ込み係、チワワで犬神でゴスロリメイドのハナ
・長女でいつも目を閉じていて、喪服姿の百目鬼めーちゃん
・唯一の人間なんだけど、戦闘力は妖怪以上の11歳、いつでも巫女服巨乳少女の珠樹
とまあ、何がなんだかわからないくらい混沌とした陣容。
 このメンバーに、“孤独系不幸”の帯ちゃん、ボケをスルーされ続けて“徒労系孤独不幸”になってしまった愛ちゃんが絡んで、会話が大変な混沌っぷり。
 いやもうね、読んでビックリしたのよ。
 それまでの冬木さん作品と全然違ってて、会話会話会話、とにかくボケボケボケ、それに対するツッコミツッコミツッコミ。
 そもそもK村の中の座敷童子っていうのは、おとなしくってかわいくって、目を向けるといなくなって、まあおかっぱ頭の女の子? みたいな影の薄い存在だったんですが、本作の遍は全然違う。
 何というか、ここまでボケ倒す座敷童子、というのは初めての経験。
 ボケとツッコミの勢いに流されて、気が付くと最後のページまで読み切ってます。
 そして、この冬木冬樹さんですが、つい先日発表された第6回MF文庫Jライトノベル新人賞で、
「魔法少女☆仮免許」
「狐の百物語」
の2本が佳作を射止めました!
 なんとW受賞。
 しかもGA文庫大賞と併せて3本同時。
 あちらとこちらで改稿やらなんやら忙しくなると思いますが、まずはおめでとうございます。
 とまあ、こんな具合で個性際だつ4本が第2回GA文庫大賞で世に出ます。
 既に刊行となっている作品も、まだこれからがんばる作品もありますが、みなさまぜひ読んでみてくださいませ。

こんにちわ、みっひーです。

いよいよGW、みなさまはどこかにお出かけするのでしょうか。
みっひーは足の怪我がまだ完治してないので、今年は出歩くことは無理そうです……。
でも、1日くらいどこか空気の綺麗な場所でのんびりしたいな。天気のよい日にでも。

さてさて。
お待たせいたしました。「2次落選作品の評価シート」を発送いたしました!
但し……ごめんなさい、今回も分割発送になってしまいます(およそ半数の方にお送りいたしました)。
追加分もそう間を置かずにお送りできると思いますので、届かなかった方、もう少しだけお待ちくださいね。

ばいにー☆

 漫画雑誌などでは「原稿の持ち込み、大歓迎!」といった告知を目にすることがよくあると思います。
 対して小説の編集部では原稿の持ち込みを受け付けているところはほとんどありません。
 なぜでしょう?
 理由は明白です。
「漫画にくらべて小説の原稿を読むのはめっちゃ時間がかかるから」です。
 GA文庫フォーマットで256ページある作品でしたら、だいたい2時間弱はかかるのが普通でしょう。しかし同じ256ページでも漫画だったら20分前後で読めます(まあ、いきなりそんな大作を持ち込む人はいないでしょうが……)。
 仮に小説で原稿持ち込みを受け付けるとしたら、「無言で原稿を読む編集者の前で2時間弱も心臓ばくばくいわせながら待ち続ける持ち込みの人」という大変健康に悪い、針のむしろなシチュエーションが発生してしまいます(※どMの人にはたまらないかもしれませんが)。
 私も10代の頃、某少年漫画誌に持ち込みに行っていましたが、初めて目の前で作品を読まれた時は、自分から来たにもかかわらず1分ほどで逃げ出したくなりましたしね(笑)。
 なにしろ緊張するし、恥ずかしいし、編集者のちょっとした動作(たとえば咳払いとか、うーんと唸られたりとか……)に、いちいち「びくっ」と反応してしまって心臓止まりそうになりますし……。
 初持ち込みは30分ほどで終了しましたが、それでもかなりの精神的ダメージが残りました。なのでこれが2時間弱続くと考えると、ちょっとした拷問といっても良いと思います。
 閑話休題。
 ではなぜ小説原稿は読むのに時間がかかるのでしょうか?
 これも理由は明白です。
 それは言葉が「記号」だからです。
 漫画原稿だったら、ざーっとページをめくって全体の印象をつかむことができます。しかし小説の原稿ではそれができません(※改行の少ない原稿では「うわ~、みっちり文字詰まってんな~、真っ黒だわ~」という印象、逆に改行の多い原稿では「うわ~、下半分メモ帳だわ~」という印象を受けることはありますが(笑))。
 たとえば「山」が出てきた場合。
 漫画だったらそれがどんな山か、絵を見れば一目瞭然です。高いのか低いのか、鬱蒼と木が生い茂っているのか、禿山なのか、冠雪があるのかないのか……視覚情報をそのまま受け取ればいいわけです。
 しかし小説の中で「山」と書かれても、それがどんな山なのか、その周辺にある描写を丹念に読みとっていかなければ具体的なイメージを浮かべることはできません。
 それは「山」という言葉自体に、およそ人間の想像しうるすべての「山」というイメージが内包されているからです。
 ゆえに、それがどのような「山」なのかは、周辺の描写を読み取って解釈したのち、ようやく具体的なイメージとして脳内に立ち上がっていくわけですね。
 こう書いてしまうと、漫画のほうが小説より優れていると言っているように受け取られてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。視覚情報で提供される表現は読者に想像の余地を残してくれない、という側面もあるからです。妄想をたくましくふくらませる(笑)ためには、むしろ文字情報の方が良いという面もあるわけですね。
 まあ、挿絵の多いライトノベルというジャンルではまた別の問題も生じてくるわけですが、そこに言及してしまうと長くなってしまうので、その辺りはまた稿を改めて……。
 要は表現活動にとっては「それぞれの表現様式の特性を理解することが肝要」ということですね。これは漫画、小説に限らず、アニメでも映画でもゲームでも音楽でも演劇でもお笑いでもなんでも同じことだと思います。
 ということで普段何気なく読んだり聴いたりしているものでも、そういったことを意識してみると、また新しい発見があって「一粒で二度お得」かもしれませんよ、という締めなのでした。